県産材の外装材そして床
千葉県で採れた木材を使って色々な建材を徐々に造っていきます。
手始めに、市原市で建築中の外壁には一部、杉板無垢パネルを貼っています。
杉の赤身部分をたっぷりと使います。節もそれほど多くなく
「燻煙乾燥」ならではの独特の艶が出て美しく見えます。
木製パネルのシェアは低く、住宅全体の1%程度です。ほとんどの方がサイディングを選ばれています。
意外に木製パネルの寿命は永く、海外では80年~100年の寿命は当たり前のようです。
勿論、十数年に一度、メンテナンスの塗装をすることは必要ですが。
それはおそらく、どの外壁を選ばれても同じですね。
木製の外壁は年月共に「シルバーグレー」へと変化します。
木肌の色に近づき、奇抜さや目立つ・・という事ではなく、自然に廻りの景観に馴染みます。
経年美を楽しめる唯一の外壁材なんですね。
数年後、何十年後この外壁がどう変化していくのか、とても楽しみです。