暮らしを
過日に、モデルハウスの撮影を。
モデルさんの人選から家具や小物のインテリア、フードコーデまで基本、自前&友達戦略でした。
テーマは「暮らしを切り撮る」
構造的な写真や説明的な写真ではなく、人が主役で背景に家やインテリアがある・・と。
色々な業界の方と話を聞きますが、住宅業界はやはりソフトの部分は超が付くほど遅れています。
「で、その家でどう暮らすのよ?」と。
未だ、些細な工法争いや断熱材の種類争いや、当社の◯◯工法は最高系に終始しています。
そういう意味では我々もまだまだだなとも思います。
暮らしを
「そのデッキでどんな暮らしの愉しみを?」
「そのキッチンに友人を呼んでどんな料理でどんなランチパーティーを?」
「そのベンチに座ってどんな時間にどんな本を読むのよ?」
「そのソファでどうやっって家族で団欒するのよ?」
という。
ある種、この家を作り上げた自分たちへ突っ込みいれながら、
それを写真で切り取ろうかと。
友人達の協力で、素敵な事例が撮れました。
暮らしの風景が主役で、あくまで家という構造物はサブであるべきなのです。
どんな家を手に入れるのかではなく、
その家で、その部屋で、その場所で、どう暮らすのよ?どう過ごすのよ?
が、大切なのです。
いい時間というのはそういう事なのだと思います。